三倍体牡蠣

Triploid Oyster

三倍体牡蠣について

三倍体牡蠣は、通常の二倍体(染色体2n)とは異なり、**染色体を三セット(3n)**持つように人工的に作出された牡蠣です。
この特性が、その養殖方法と利点に大きく関わっています。

養殖方法
シングルシード(一粒種)

由乃丸水産では、「シングルシード(一粒種)」方式で牡蠣の養殖を行ってます。


  1. 種苗(シード):人工的に三倍体化された幼生を、初期段階でバラバラの状態(シングルシード)で育てます。
  2. 育成:カゴ(バスケット)(フロート式)を用い、牡蠣同士がくっつかないように一粒ずつ独立した状態で成長させます。
  3. 特徴:カゴ(バスケット)の中で揺れる環境が、貝柱を発達させ、均整の取れたディープカップと呼ばれる深い形状の殻になりやすいのが特徴です。

主な利点


  • 通年出荷(身痩せしない):生殖器官(精巣・卵巣)が発達しないため、産卵期である夏場でもエネルギーを消費して身痩せすることがありません。その結果、一年中安定して肉厚で美味しい牡蠣を出荷できます。
  • 成長速度:生殖活動にエネルギーを回さないため、二倍体よりも早く大きく成長します。これにより、短い期間で収穫できるため、養殖効率が向上します。

三倍体牡蠣の最大の利点は、生殖能力がほぼないことです。

三種類の牡蠣を育てています