牡蠣の魅力 〜海と、人と、家族とともに〜
牡蠣の味わいと特徴
私たちが育てているのは、「三倍体」牡蠣(バージンオイスター)です。
産卵にエネルギーを使わない分、身がふっくらと育ちやすく、季節を問わず、味が安定しています。
ぶりっとした肉厚で、噛むとじゅわっと広がる旨み。
香り豊かで、まろやかなコクのある味わいが特徴です。
殻を開けた瞬間、潮の香りとともに、海の物語がそっと始まります。
今、私たちは3種類の牡蠣を育てています。
それぞれに個性があり、味や食感、風味もすこしずつ違います。
「どれが好きかな?」そんな風に、食べ比べも楽しんでいただけたら嬉しいです。

海と向き合いながら育てる
ここ数年、海は少しずつ変わってきています。
黒潮の蛇行や気温・水温の上昇、酸素の量やプランクトンのバランスなど、その変化に耳を澄ましながら、牡蠣が気に育つ場所を探し、日々向き合っています。
使っているのは、一分目ラッセル丸カゴとシーパ社のカゴ GTX。
本来の使い方にとらわれず、海の特徴や牡蠣の状態を見ながら、シーパ社の担当の方と情報交換をしたり、アイデアをいただいたりしながら、この地域に合ったやり方で少しずつ工夫を重ねています。
筏作りは夫婦二人でスタートしましたが、仲間たちの力強い協力によって完成しました。
その支えがあったからこそ、今の大切な場所ができたのだと心から感じています。
海と人とが支え合いながら育んだ、特別な場所です。

うみの株式会社や
和田島漁協との出会い
三倍体シングルシード牡蠣の情報やどのように始めたら良いか分からない中、水産試験場に電話をかけたことがすべての始まりでした。
そこから「うみの株式会社」率いる徳島の和田島漁協の皆さんとのつながりが出来たことや、養殖場を惜しみなく見せてくれたり、作業の様子や出荷までの流れを教えてくれたことで、今の養殖が少しずつ形になりました。
最初は、直径5ミリほどの小さな稚貝をマルカゴで育てるところからのスタート。

浜口先生や行政との出会い
手探りの毎日でしたが、地域の仲間、商工会、よろず支援拠点、東牟婁振興局や役場の農林水産課、大学教授の浜口先生、水産試験場の方々など、多くの方々のご支援で前に進むことができました。
先日には町長さんに牡蠣を試食していただける機会もいただき、新聞数社にも取り上げていただいたり、本当にありがたい出来事が続いています。
この海、この町、そして浦神の人たちとともに、私たちは「未来へつながる牡蠣」を育てていきます。
命を育てる仕事は、手を掛けた分だけ答えてくれる。子育てにも似た、毎日が気づきの連続です。
夫婦で力を合わせ、先代が守り伝えてきたこの海を、もう一度誇らしくしたい。
そんな想いを込めて、私たちは牡蠣を育てています。

